Q&A
-
よくある質問について
Q:検査に危険はありませんか?
A:検査キットは、これまで国内外で安全に行われているものです。
ただし、個人によっては不快と感じるにおいや味が含まれる場合もあります。
妊娠中の方は、念のために検査は行わないでください。
Q:検査の結果、自分の嗅覚や味覚がどの程度かわかりますか?
A:検査の結果はその場で100点満点で表示されます。
もともとの感受性には個人差がありますので、結果は大まかなものとお考え下さい。
嗅覚味覚の機能低下は、コロナウイルスだけではなく、ほかの原因による可能性もあります。
Q:嗅覚や味覚が低下している場合、治る見込みはありますか? いつ頃治りますか?
A:これまでの調査の結果では、85~90%の方が、比較的早期に改善しています。
しかし中には、長期にわたって障害が残ったり、改善しない場合もあります。
治るまでの期間は、数日から数か月とかなり個人差があります。
平均10日ほどのようです。
1か月以上障害が残っている場合は、退院後にお近くの耳鼻咽喉科で相談されることをお勧めします。
Q:治療法はありますか?
A:確実に効果があるといわれている治療法はありませんが、多くの場合、特別な治療なしで自然に軽快するようです。
Q:リハビリテーションはありますか?
A:決まった方法はなく、まだ研究段階です。いろいろなにおいを積極的に意識してかぐことで、改善が早まるという報告があります。
Q:異臭(変なにおい)を感じますが、これはなぜですか? 治りますか?
A:においの情報センサーである嗅細胞の機能が弱っているためと考えられます。経過とともに気にならなくなることが多いようです。
Q:脳には異常はないのでしょうか?
A:コロナウイルスが脳に影響する可能性は否定できませんが、嗅覚障害は鼻の中の嗅細胞の故障によることが多いと考えられているようです。
Q:味がわからないわけではないのですが、おいしくありません。
A:においがわからないと、味覚の働きまで落ちたように感じることはよくあります。
コロナウイルスの影響で、食欲不振が起こっていることもあります。
さまざまな薬が、胃腸や味覚の機能を弱らせている可能性もあります。
Q:何かほかの病気と関係するとか、前ぶれということがありますか?
A:コロナウイルス感染と同時に、急性副鼻腔炎を起こしている可能性はあります。
嗅覚・味覚障害が、ほかの病気の前ぶれということはないと考えられています。
Q:嗅覚味覚障害があるということは、コロナ感染が重症だということですか?
A:嗅覚味覚障害の有無と呼吸器や全身症状の重症度は直接関係はないようです。
Q:嗅覚や味覚が戻らない場合、精密検査や治療はどこで受けられますか?
A:発症後1ヶ月以上経っても改善のきざしがない場合は、副鼻腔炎がないかどうかなどを、まずお近くの耳鼻咽喉科で相談されることをお勧めします。
研究代表施設でもお近くの医療機関をお知らせいたします。
covistqa@kanazawa-med.ac.jpまでメールでお尋ねください。
Q:日常生活で注意することはありますか?
A:コロナウイルス感染症が軽快した後は、普通の生活でかまいません。
障害が残っている場合には、ガス漏れや腐った食べ物などに気づかないという危険性があります。
Q:問い合わせ先は?
A:この調査に関するご質問は、全て下記の研究センターにメールでお尋ねください。
入院されている病院等の、医師や看護師ではお答えすることは困難です。
金沢医科大学耳鼻咽喉科 covistqa@kanazawa-med.ac.jp
時間によってはすぐにお答えできないことがありますがご容赦ください。